talk 働く社員の座談会

talk

山方 健輝さんの写真

2006年入社

taketeru
yamagata

営業

渡部 聖矢さんの写真

2019年入社

seiya
watanabe

生産技術・設計

小寺 満さんの写真

2006年入社

mitsuru
kodera

製造・機械オペレーター

小川 遼さんの写真

2016年入社

ryo
ogawa

製造・仕上

営業から仕上げまで各部門のプライド

サンキョーの「モノづくりの流れ」に沿った順で、それぞれの役割を教えてください。

山方

まずは私たち「営業」の出番ですね。私たちがモノづくりを行うには、最初にお客様からお仕事を頂かなければなりません。つまり、仕事を「受注」するわけです。
そのために、日頃からお客様とコミュニケーションを取り、情報収集をし、見積りから受注につなげていくのが私たち「営業」の役割。自動車、建設機械、農機具メーカーなどの既存顧客はもちろん、新規顧客の獲得にも積極的にチャレンジしています。

山方さんの対談の様子

渡部

次にかかわるのが私たち生産技術のメンバーです。一口に生産技術といっても、その中身は様々な担当に分かれています。
営業と一緒にお客様のもとにお伺いし、専門知識を活かしたヒアリングや提案で、お客様の求める金型の情報を引き出す担当。そして、その情報をもとに、金型の実際のレイアウトを作り、成型シミュレーションを行う担当。さらに私のように、レイアウト図をもとにして2Dや3Dで金型構造設計を行う設計担当というふうに、それぞれが役割を果たしています。

渡部さんの対談の様子

小寺

金型設計が完成し、加工データの作成が完了すれば、私たち機械課の仕事に。設計担当が作った図面を機械加工で再現していきます。

オペレーターとして機械を操作していきますが、材料を機械にセットするところから始まり、適切な工具の選定など、機械任せにできない細かな点に注意しながら加工を進めていきます。

小寺さんの対談の様子

小川

最後の工程になるのが仕上課の仕事です。機械ではできなかった細かな部分を調整していく工程になります。

その中でも私は、レーザー加工機を担当。材料のカットや部品のカット、プレスした製品の精度修正のためのカットなどを行っています。その後、仕上課では部品を取り付ける組立作業を行い、最後に磨き作業など人の手による仕上を行っています。

小川さんの対談の様子

良いモノづくりへつながる“思いやりの連鎖”

それぞれの工程を他部門と連携するにあたって、心掛けていることは?

山方

やはり私たち営業の仕事は、作り手のみんなに「どこまで伝えられるか」だと思っています。
お客様のニーズや納期など、案件にかかわる様々な情報を指示書はもちろん、コミュニケーションを取って伝えていきます。

山方さんのデスクワークの様子

渡部

設計部門が金型設計において心掛けているのは、「お客様が望まれる金型を作業性も良く仕上げること」。それによってお客様に喜んでいただいています。

そして、後工程に向けては「加工しやすい設計」にすることを大切にしています。そのために、製造部とも密に連携を取り、相談し合っています。

渡部さんのデスクワークの様子

小寺

機械加工前の加工データ作成担当とも連携し、当社での加工に適したデータを作成してもらっています。10年ほど前は、人の作業する部分が多かったのですが、今は3Dで機械にデータ送信して、自動運転で作業を進められるため、スピードと効率性もアップしました。
さらに機械に取り付ける工業用の刃物も進化しているため、できなかったこともできるようになりました。このような環境で、お客様が望まれるものを図面通りきっちり作ることで、次の仕上課が組みやすいものを作っています。

小川さんのデスクワークの様子

小川

私たちの場合は、モノづくりの最後の砦として、次に連携する品質管理で差し戻しがないよう、求められているものに仕上げるための最終調整を大切にしています。

組立後のチェックでは一度試作を行い、さらにレーザーで調整することも行っています。

渡部さんのデスクワークの様子

山方

それぞれ部門ごとに、後工程の仲間が「どうすれば作業しやすくなるか。手間を少なくできるか」を考えてモノづくりを行っています。いわば、仲間への“思いやりの連鎖” が良いモノづくりにもつながっています。

連携強化のためのチャレンジ

モノづくりの連携を強化するために取り組んでいることはありますか?

従業員の対談の様子

渡部

モノづくりの連携を強化するために、生産技術のもとに全部門のリーダーが集まって、その金型設計をチェックする機会を設けています。例えば、「組立て難くないか」「制約から外れていないか」細かいところまで、全部門がそれぞれの目線で考え、意見を交換します。
そこまでしているからこそ、最後に製品となった時の感動はひとしおです。

小寺

それに、当社は営業から始まって、生産技術、機械加工、磨きや組立、品質管理などまで同じ敷地内に集合しているため、一気通貫でモノづくりを見ることができます。
それがさらに、コミュニケーションの取りやすい環境になっているのだと思います。

クラブ活動もつながりのポイント

部門の垣根なく連携が取れているようですが、業務以外でも交流があるのでしょうか?

従業員の対談の様子

小川

サンキョーはクラブ活動が盛んで、そのクラブでつながりができていることも多いですね。ちなみに私は釣り部に所属し、皆でよく釣りへ行きます。そして、とうとう小型船舶免許を取得しました(笑)

小寺

私はキャンプ部ですが、最近は会社の庭でBBQを開催し、形にこだわらず楽しんでいます。他にカート部なんかもありますね。

山方

クラブ活動は、年齢・役職関係なくフランクに趣味を楽しめるものです。こういった業務外のつながりも、業務の連携にも良い影響を与えています。また、サンキョーのフラットな社風は、創業当時から根付いており、現在の各部門のリーダークラス同士仲が良いことも、風通しの良さにつながっているのだと思います。今後もさらに連携を強化し、より良いモノづくりにチャレンジしていきます。